多数の有名人スキャンダルを撮影してきたフリーカメラマンの都築は、配属されてきたかなり年下の新人女性記者の行川とコンビを組むことになります。有名人のプライバシーを無視した仕事に行川も最低な仕事として評していましたが、都築の指導のもと才能を開花し、パパラッチの魅力にとりつかれ、思わず最高の仕事と言ってしまいます。都築も最初は嫌々ながら行川と行動を共にしていましたが徐々に絆が生まれてきます。
とんだホモソーシャル色の強い映画で、下ネタばかり言う福山雅治さんだけならまだしも、男性にとって都合の良い女性しか登場しません。好き勝手やっていても理解のある対等なパートナー、憧れに近い好意を寄せてくる年下の女性。ラブシーンに至っては、今までの世界観とは全く異なる女神様のような扱いで甘美な世界で冷めます。情報屋のチャラ源や週刊誌の同僚との関係もホモソーシャルそのもの。男性が夢見るファンタジーとしてある意味見ごたえはありますが、不快感しか残りませんでした。