子供時代から有名だったエイミーが失踪し、夫のニックは不幸な被害者としてメディアもエイミーの捜索を呼び掛けていたものの、徐々にニックが妻のエイミーを殺したのではないかと加害者として世間から見られるようになります。一方エイミーの視点から結婚生活が徐々に崩壊していく過程が描かれていきます。夫のニックがエイミーを殺したのか、どうしてエイミーは姿を消したのか怒涛の展開になります。
無自覚・無神経な夫をベン・アフレックが好演しています。夫婦のなかでも徐々に関係がズレていき、淀んだ泥水のようにになっていく過程が描かれています。一方ロザムンド・パイクがたくましい妻を演じており、最初は彼女に共感して応援するものの、徐々に狂気にかわり恐怖を覚えます。そこまでするか!?と思わせますが、夫婦の形はそれぞれなのだとゾッとします。全世界を巻き込んだ大迷惑な夫婦喧嘩のお話です。男性はこの映画を見て、妻に対する振る舞いを省みると良いと思います。