本当に大切なものとは?
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月8日 13時48分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
人命よりも企業の利益を優先させた結果の悲劇。
2010年に実際に起きたメキシコ湾原油流出事故を題材に事件の発生までの経緯と脱出劇を描いたパニックムービー。
とはいえ大まかな設定などは実話を基に制作され、登場人物たちも皆実在の人物の名前を踏襲している。
だからこそパニック映画に良くあるような英雄て談な要素は少なめ。
映画では人間は強く描かれているけれども、大事故の中では人は無力であった。その中でも必死に仲間を助けようと犠牲になる人もいたりと観ていて辛かった。
そして何よりも強調されていたのが、企業の利益主義がもたらす惨劇ということだ。
BPはとにかく利益しか考えず、安全のための試験を省き、トラブルをもみ消し、保身と利益しか考えていない。
でもこれは資本主義社会ではどこにでもあることではないだろうか?
実際にもたくさんそうやって事件、事故は起きているんだよね。
現代は人の命が安くなり、お金が重要になってしまった。
とても考えさせられる映画でした。
イメージワード
- ・悲しい
- ・恐怖
- ・絶望的
- ・パニック
- ・スペクタクル