The 胸糞映画(誉め言葉)
2021年8月14日 22時13分
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総合評価:
5.0
町に霧が現れたことによって何か異常が起きていることを知り、身動きがとれなくなります。
人々はスーパーに閉じ込められ、外は危険な状態になるのですが、中も危険になっていきます。これが意外と面白いのです。
最初はあるばあさんが戯言のように終末論を唱えており、誰も見向きもしません。鼻で笑ってあしらいます。ところが、事態がますます悪くなっていくと徐々に影響力を持ち始めます。追いつめられた人達は心のよりどころを求め、耳を貸します。日常生活ではまともに相手にしないような話を信じ、みんなおかしな行動をとります。集団心理としてゾッとするシーンが多く、本当に怖いのは人間という状態。
とくに率先してばあさんを批判していた従業員が泣きながら祈っているところはみていられませんね。
最終的にある行動によって、そのばあさんは影響力を失い、主人公達は独自の行動をとります。どうなるかは見てのお楽しみ。
しかし、とても皮肉というか胃が裏返るようなラストです。ポップコーンに胃薬を添えてご鑑賞ください。