「スカッとしたい人におすすめ」 インターンシップ Tikipopさんの映画レビュー

会社が倒産し、途方にくれていたいいオヤジの２人がトライする痛快コメディー。インターンって学校卒業ホヤホヤの学生さんが沢山いる中で、社会経験もある異様な存在の親父達が奮闘するその様が、同い年頃の視聴者である私もつい夢中になってのめり込んでしまいました。初日に時人事部長がインド人だという環境に戸惑う中年おじさん二人。チーム戦をすると言われても、だれもチームになろうとしてくれない。あぶれ組で構成したチームが結成され、次々と課される問題に取り組むのですが、若い子たちの感覚についていけないおじさん二人は、いつもあぶれ組の足を引っ張ることに。途中で挫折してしまい、もう２度とGoogleには戻らないと意地をはる相棒をなんとか、あぶれ組のメンバーと説得して引き戻し、最後の課題に望むのでした。負け犬になってしまうかと思いきや逆転勝利！同じ中年の自分にとって、若い子たちの感覚やデジタル化の仕事の作業についていけない苦労がよくよくわかって、ついつい自分と同化しながら見てしまった。最終的には30代半ば過ぎの男二人が会社をクビになってからグーグルのインターンとなって採用されるまでのサクセスストーリー。いつでも前向きポジティブで支え合う主人公二人組の元気付けには思わず涙してしまう。痛快コメディーそのものです。