悲しい親子の物語
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年9月2日 21時34分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
敬愛なるギレルモ・デルトロ監督の製作総指揮ということで観賞。
全体的な雰囲気や幽霊の感じはデルトロ監督感が出ております。
それ以外はあまり…。見所は子役とMAMA役の俳優さんです。男性なんですって驚き。
主演のジェシカ・チャステインが普段からは想像できない
黒髪ショートのパンクバンドのベーシストお姉さんになっていてう〜ん、かっこいい。
恋人のことは愛しているけど、赤ちゃんを望まず自由人。
でも、行方不明の姉妹が見つかったら協力して頑張って子守りするとこを見ると、根は良い人って感じ。
“MAMA”と呼ばれる幽霊がなぜ最初にアナベル(ジェシカ・チャステイン)を殺さなかった
かと言うと多分母性が感じとれなくてあんまり子供に興味なさそうだったからだと思う。
(それも後半から変わってくるけど…)
精神的に不安定な女性の霊が自分の赤ちゃん(多分早々に成仏してしまって会えなかったのだろう)を探して彷徨っているところに、自分の子供を殺そうとしている父親を殺して自分が母親代わりになったと言うのが物語の核となるところ。
でも、殺された父親は弟ルーカス(ニコライ・コスターワルドー)に夢でMAMAの真相の手がかりとなることを伝えてくる。本心は殺したくなかったのか…?
最後はリリーと一緒に大量の蛾になって消えてしまうMAMA。
このラストにかなり批判が多いけど、リリーはこのまま生きていても苦しかっただろうなとも思う。