CUBEの豆知識・失敗談

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  CUBE

  1998年9月12日 上映 / カナダ / 91分

  3.5/5.0

  2件

  ある日突然、密室に閉じこめられた6人の男女。それは正方形の巨大な立方体（CUBE)だった。いったい何のために作られたものなのか、なぜ自分たちが閉じこめられたのかは誰も知らない。脱出方法は6つあるハッチのいずれかを選び、同じ立方体でつながっている隣に移動しながら出口を探す以外ないが、いくつかの部屋には殺人トラップが仕掛けられていた。そんな中、やがて彼らは安全な部屋を示す“暗号”に気づく。

失敗談・うっかりミス

• 失敗談・うっかりミス
  レブンが部屋の数字に素数があるかどうかを最初にチェックするとき、彼女はそれぞれの数字について数秒間考えなければなりません。はじめに彼女がチェックした数字は2で終わっており、次の数字は5で終わっています。2と5以外の数字で2と5で終わる数字は定義上、素数にはなりません。レブンのように数学に精通している人であれば、瞬時に2と5の倍数であると判断して、そのまま最後の数字に移るでしょう。
• 失敗談・うっかりミス
  リーベンは、因数や素数を見つける問題は天文学的なものだと主張していますが、これは馬鹿げています。3桁の数字が素数かどうかを判断するのはとても簡単です。調べなければならない最大の因子は31で、2、3、5、7、11はすべて非常に簡単に調べられ、調べるべき因子は6つしかありません。さらに、3桁の数字の素数の累乗は、非常に簡単にチェックできます。2乗を持つ素数は11個しかなく、3乗を持つ素数は4個しかなく、それ以上になると2と3の累乗しかなく、それらは自明です。要するに、計算は簡単であるべきなのです。天文学的な計算ではありません。
• 失敗談・うっかりミス
  数字の桁を足すとキューブ内の座標になることを知ったリーヴェンは、その座標が部屋から部屋へと順番に並んでいない（部屋が移動しているため）ことに、すぐに気がついたはずです。
• 失敗談・うっかりミス
  カザンは数学の天才のはずで、それがこの作品の重要な要素になっているのですが、ある部屋が罠にかかったかどうかを調べるために素因数の数を計算するときに、何度も間違いを犯してしまいます。462の素因数は4つなのに3つ、206の素因数は2つなのに4つと言い、また563の素因数は2つ、911の素因数は3つと言いますが両方素数です。

ネタバレ有り

豆知識・トリビア

• 豆知識・トリビア
  刑務所の名前だけでなく、刑務所そのものが登場人物に反映されています。例を挙げると、ロシアのカザン（精神障害者のキャラクター）は、精神障害者のための刑務所でした。レンヌ（「メンター」）は、今日の刑務所政策の多くを開拓したフランスの刑務所です。クエンティン（刑事）はその残虐性で知られています。ホロウェイはイギリスの女子刑務所、オルダーソンは隔離が一般的な罰の刑務所。レブンワースは厳格な規則（レブンの数学）に従って運営され、新しい刑務所は法人が所有し建設します（ワースが建築家として雇われます）。