猫好きの方は是非!
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月6日 16時07分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
主人公の悟が愛猫ナナと旅をして行く様子が、しっとりとした雰囲気の中で観られました。
その悟を福士蒼汰さんが好演していて、色々な複雑な想いを抱えながらも笑顔を絶やさない所が逆に切なく見られましたが、旅をして行く中で、悟とその近しかった人達との歴史が見ていけたのが面白かったです。
その中で、悟が子供の頃に両親が突然の事故死となり、結局叔母が面倒を見る事になるのですが、彼の友達のある行動で泣き出したのを見て「やっと泣いてくれた」とホッとする伯母、その時に親戚の家に手放した猫が、高校生になってもう死んでしまったと分かった時に「一度行ってちゃんとお別れを行って来た方が良い」と助言をする女友達、彼の傍には「心を大事にする」人達がいた所は感動的でした。
しかし後半からは、悟の生い立ち・病気・入院とどんどんしんみりする内容に、一緒になって涙ぐみながら観ていました。何より猫のナナが気持ちを語ってくれるのが、愛おしく頼もしく感じられて良かったです。