もったいない
2021年7月22日 18時09分
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総合評価:
1.0
原作が傑作なのにこれは完全に失敗ですね。なぜ原作に忠実に製作しなかったのか聞いてみたいぐらいです。
いじるにしてももう少しうまくできなかったのでしょうか。見終えた今はかなりの拍子抜けです。
まず出演者なんですが、生田斗真や岡田将生、椎名桔平ら演技派俳優が勢ぞろいしていますし、吉川晃司も意外性があってキャスティングは良かったと思うんです。
良かったとは思うのですが多すぎてごちゃごちゃしています。
死者の記憶を映像化させるというプロセスが複雑なだけに、人間関係はもう少しスッキリさせておいてほしかった。やっぱり映像で観るとしんどくなります。
しかも多分演出なのでしょうが、表現がいちいち暑苦しい。キャラに癖がありすぎなので仕方ないのかもしれませんが。
人に聞かれていいのか?ということを人がたくさん通るところで大声で話していたり、細かいことですがどんな演出だよ…と思いました。機密情報じゃないの?という感じです。
すっごく長くて途中何度も観るのをやめようかと思いましたが、最後まで観るというのが私のポリシーなのでがんばりました。そして何も残りませんでした。
監督なのか脚本なのか問題点はわかりませんが、ちゃんとすれば絶対面白くなっていました。もったいないです。