期待と異なる展開
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年5月31日 01時11分
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総合評価:
3.0
2050年、火星に藻を送り酸素を発生させる計画が進行中だったが、突如酸素レベルが低下したため調査隊が火星に派遣されることになる。
酸素レベルが低下した原因にはなるほどと納得できたが、原因が判明してから宇宙船に戻るまでがよくある展開に感じられて勿体ない印象があった。
足りない電力をエイミーで補って宇宙船に帰還するというアイデアは面白かったが、科学的な考証に重点を置いた作品という事だったのでもう少し落ち着いたストーリー展開を期待していた。虫やエイミーの攻撃、突然の嵐など様々な動きのあるシーンがたくさん詰め込まれていて、作品本来の面白い部分が弱くなっているのではないかと感じる。
ラストは生き残ったロビーとケイトが地球までの半年を宇宙船で過ごすというラブロマンスっぽい展開になり、仲間が死んでいる点や今回の調査について触れない点に違和感があった。
エイミーや宇宙船内のシステム等は近未来的で、ケイトが操作するシーン等はかっこいいと思う。宇宙空間や火星の風景も違和感なく壮大で個人的に綺麗だと感じた。2000年製作の映画だが、映像は時代を感じさせないと思う。