予告を見たときとは違った印象
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月17日 15時23分
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総合評価:
4.0
ゲームの中の世界に生きるモブキャラ「ガイ」。彼の住む世界は略奪、銀行強盗が起こるのが当たり前。一歩街に出れば銃弾が飛び交う。それが彼の日常だった。ガイがサングラスを手に入れるまでは。
ゲーム内のモブキャラが主人公というのが新しいと思った。ゲーム内の世界は毎日同じことの繰り返しで、それは私達の現実世界でも同じことが言えると思った。毎日、仕事をして、家に帰って家事をして、というルーティンの繰り返し。だけど、自分が何をしたいか、何をするか、選択して行動すれば世界は変わるということをフリーガイの世界の住人達から学びました。最初に予告をみた時にはただのエンタメ映画だと思っていたのに、こんなにメッセージ性の強い映画だったなんて、いい意味で期待を裏切られました。
映画内ではゲーム内の世界と現実世界が交互に描かれ、テンポ良く楽しめました。ガイを創り出したキーズがガイに込めたミリーへの恋心が、ゲーム内でのガイを通じて伝わる演出には胸がときめきました。とても素敵な話だと思いました。
映像に関しては、自分がゲームの世界に入りこみをプレイしているかのような錯覚におちいるほど完成度が高かったです。普段のガイが見ている街の景色とサングラスをかけた後の景色の差にも驚かされました。自分の見ている世界も実は違った景色が広がっているのかもと思ってしまう程です。映画館の大きなスクリーンだからこそよりリアルに感じられる。ぜひ劇場で見てほしい作品です。
イメージワード
- ・楽しい
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