どのゾンビから見ていいかわからないときはこれ
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年9月13日 12時11分
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総合評価:
5.0
ゾンビ映画が好きというならば、基本をおさえているこの作品は絶対に見て欲しい一本です。
いわゆるベーシックなゾンビもので、直球なシナリオなので、ゾンビ映画を楽しみたいたいけど何を見ればいいのかわからない、まだ初心者で1本たりとも見ていない、というならまずこの作品から入ることをおすすめします。
冒頭から、ゾンビ化した夫においかけまわされる場面から非常に恐ろしく、体格の大きい相手はは日常であれば頼もしい存在であったのに、ゾンビになった途端、強すぎて怖いというジレンマに襲われるのです。
どうにか主人公たちが逃げんこんだショッピングモールでは、食料なども豊富で、外よりはずっと安心した避難生活が続きますが、電力装置の確認に向かうときや、近くのビルで餓えている男性の救出作戦など、連続してゾンビ描写が続きます。
特に、妊婦の奥さんの感染を隠して、ゾンビなのに子供が生まれるまで拘束している夫などは、単純にゾンビが怖いというだけでなく、人間としての怖さも描かれていて、ゾンビベビーも登場します。
一番の見せ場は、モールのバスを改造して、ゾンビに囲まれたモールから脱出するシーンです。
荒廃した町をバスで走り、メンバーのうちの一人が所有しているクルーザーに向かいます。
バスの中で、スプラッタ系が苦手な人は注意して欲しい場面もありますが、それ以外は非常に残虐すぎる、という描写は出てきません。
1978年のゾンビのリメイク版になる本作ですが結末は違っていますので、その点も楽しめると思います。