評価の星の数に悩みました。
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月30日 11時33分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
最初に無人島らしき場所で自殺をしようとする男性のシーンに、サバイバルもの?と思って観ていましたが、すぐにオナラの様な音が聞こえてきて、ちょっと脳内に「?」という文字が浮かんできていました。
その視線の先の水死体からのガスの音って分かった時は、少し納得したものの「もっとパンパンに膨らんでいるのが普通じゃあないの?とってもキレイな死体だなぁ」と疑問も出てきた所で、主人公が死体に乗ってその放出するガスの勢いで海を渡り出した時には、もう自分の疑問が小さなものになってきていて、そのぶっ飛んだ映像と気分を高揚させる音楽とが相まって、「これは相当に桁外れに自由に作られた映画だー!」と心で叫んでしまいました。
でもどこか心の底では「これは究極に追い詰められた主人公の妄想が続いているのかもしれない」と思って観ていましたが、最後の主人公により名付けられた死体・メニ―を見つめる他の人達の様子に、そうではなかった事がハッキリとして、「やっぱり変な映画だったなぁ」としみじみと思いました。
メニ―役のダニエル・ラドクリフですが、難しい演技を要求されたと推察されますが、見事にその動いてしまう死体役を演じきっていてさすがと思いました。