深刻な問題に、人類はどう立ち向かうのか
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年7月30日 11時21分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
今までにも何度もあった「隕石の軌道が地球に向かっている」という話に、「もし本当に起こったら」と大変現実味を持って観る事ができました。
キャスターを目指しスクープが欲しいジェニーは、「エリー」という女性のスキャンダルを追っていただけなのに、政府から接触を受けてしまいます。
独自にインターネットで「E.L.E.」と調べていき、隕石の情報に行きつくシーンは釘付けになりました。
隕石が衝突してしまう地球上での人々の、それぞれの立場や家族間の葛藤が1つの大きな流れとして表れていて、また隕石を宇宙空間でどうにか破壊しようとする宇宙船のクルー達の隕石との格闘のシーンもあり、2つの大きな見どころを楽しめました。
政府が用意した地下シェルターには当然限られた人しか入れず、家族が引き離されて行くシーンは胸を締め付けられます。そんな中でも、その権利を放棄する人もいて、自分ならどう行動するのかなぁと考えさせられるシーンも多かったです。
最後に高い山に逃れられた人達はなんとか大津波から逃れられるという、希望が残されたのは少しホッと出来ました。