お互いの疑心暗鬼な様子が楽しめました。
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月15日 16時08分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
原題は「The Thing」となっているのも、観終わった後にとても納得しました。
南極で巨大宇宙船から発掘された地球外生命体、その調査を行っていく中でのそれが蘇生してしまうというとんでもない事態が面白かったです。
特に襲ったものに擬態していく生態が興味深く、中盤の始まり辺りで死んだエイリアンを解剖してその事を理解していくシーンも良かったです。
後々、誰が本当の人間で誰が擬態なのかを、お互いに疑いつつ知恵を絞って探し出す所も面白かったです。1つの手掛かりが、骨折の治療とか歯の治療などで金属を使用している部分は、エイリアンは擬態できない事でした。
エイリアンとの戦いも迫力満点でストーリー全体の底辺にあるのですが、仲間同士の疑心暗鬼の様子など窮地に陥った人間の精神状態の描写なども大きな見どころとなっていたと思います。
ちょっとエイリアンの姿に笑える部分もありましたが、まぁ精神的パニックの様子を楽しめたのが良かったです。
最後の犬が建物から飛び出て走り去るのが、次のストーリーへと続いて行くのですね。