ブルガリアの海沿いに広がるかつての高級リゾート地ルサールカ。60〜70代の友人グループが休暇を過ごしている。彼らは若い頃から毎年ここに来ており、最初は14人のグループだったが、年を重ね仲間たちは減っていき、今やたったの5人。そしてそのうちの一人も、余命が長くないという─。人生の最終章に入っていく老いた男女とリゾートで働く若い従業員たち。ノスタルジックで夢のようなリゾート地を背景に、彼らの今を、時にユーモラスに時にリアルに描く。ルーマニアのドキュメンタリー作家クラウディウ・ミートゥクによる劇映画デビュー作。
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