主役が脇役の映画
2020年9月14日 08時51分
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総合評価:
3.0
クエンティン・タランティーノが「パルプ・フィクション」でカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞し、ノリに乗っている頃の作品です。オムニバス形式のコメディ映画で、4人の監督がそれぞれの物語を撮っています。舞台はロサンゼルスのホテル。4つの部屋で起こるエピソードが楽しめます。上映時間が約100分だから、一話あたり約30分。監督、脚本がそれぞれ違うのですが、全体的には上手くまとまっているように思います。どのエピソードにも出てくるホテルのベルボーイ役のティム・ロスのおかげでしょうか。彼はとぼけた良い味を出しています。
4つの物語なのでどうしても「この話は面白かった」とか「この話はイマイチ」といった具合に比べてしまいます。まぁそれを友人とあれこれ話すのもいいかと思います。コメディですし、そんな映画なのかもしれません。個人的にはタランティーノの監督したラストのエピソードが良かったです。あと音楽がなかなか良いです。