母の強さを感じました。
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月18日 22時26分
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総合評価:
4.0
ジョディ・フォスターが強い母親カイル役を熱演していました。
でも、最初は突然の夫の事故死に打ちひしがれる様子が痛々しく、母娘だけになってしまった不安感がヒシヒシと伝わってきていました。
そんな彼女に追い打ちをかける様に、飛行中の機内で突然の娘ジュリアの失踪・一番乗りだった為か誰も娘を見ていないと言う危機に陥ります。
一緒に乗り込むのを見ていたこちらも、余りにも目撃者がいなく、その搭乗者の名簿にも載っていないと言われ出すので、集団心理に影響され、つい居たというのはカイルの幻覚だったのかなぁと思わされそうでした。
カイル自身もとても不安だったと思いますが、窓に娘が指で描いたハートマークに気づいてからは、どんどん強くなって行くのが見ものでした。
後半はクライマックスに向けて、ある人物との対峙が緊迫感を持って見られるのが良かったです。カイルは飛行機の設計者なので各所にとても詳しくて、それも娘を助ける力となっていたのも面白かったです。
ただ、搭乗直後のCAなどが全然親身になっていなく、冷たい雰囲気なのはちょっと違和感を持ちましたが、ストーリー的にそうなってしまったんだろぅなぁと思いました。