サスペリアの豆知識・失敗談

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  サスペリア

  1977年6月25日 上映 / イタリア / 99分

  3.9/5.0

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  “決してひとりでは見ないでください－－” この名キャッチコピーは公開当時の流行語に。鮮烈な色彩、ゴブリンが参加した不気味なサウンド、過激演出が三位一体となって独自の緊張感を生み、今も語られることが多い逸品。1977年日本公開の洋画でベストテンに入るヒットを記録。影響で翌年、アルジェントによる1975年の無関係な作品が「サスペリアPART2」として日本公開。監督にとっては「インフェルノ」「サスペリア・テルザ　最後の魔女」に続く“魔女3部作”の第1弾に。 アメリカからドイツのバレエ学校に留学してきたスージー。校舎に到着した夜、ある女性が何か言いながら消えていく姿を目撃する。直後、女性は何者かに殺される。入学したスージーは厳しいレッスンを受けるようになるが、体調に異変が起きて倒れたり、同じ寮で友人になったサラとともに怪しいうめき声や足音を聞くなど、異常な事態が続く。ついにある夜、サラは何者かに追われている気がして、寮の中をひとりで逃げるが……。

豆知識・トリビア

• 豆知識・トリビア
  ダリオ・アルジェント監督の原案は、バレエ学校に12歳以下の少女を入れるというものでした。しかし、スタジオとプロデューサーのサルバトーレ・アルジェント（父）は、子供が登場するこのような暴力的な映画はほぼ間違いなく上映禁止になるだろうと、彼の要求を拒否したのです。ダリオは登場人物の年齢制限を20歳に引き上げましたが、脚本は書き直しませんでした。また、ドアノブの高さを女優の頭と同じくらいにし、子供と同じように腕を上げなければドアを開けられないようにしました。
• 豆知識・トリビア
  ヘレナ・マルコスを演じた女性はクレジットされていません。ジェシカ・ハーパーによると、彼女はダリオ・アルジェント監督がイタリア・ローマの路上で見つけた90歳の元娼婦だといいます。
• 豆知識・トリビア
  ダリオ・アルジェント監督は、バンドのゴブリンと一緒に不気味な音楽を作曲し、俳優を不安にさせ、本当に怖がるパフォーマンスを引き出すために、セットでその曲を一気に演奏しました。
• 豆知識・トリビア
  監督のダリオ・アルジェントは、撮影監督のルチアーノ・トヴォリに『白雪姫』（1937年）を観せ、その色彩設計を本作のモデルにさせた。

ネタバレ有り

豆知識・トリビア

• 豆知識・トリビア
  ダリオ・アルジェント監督は、ダリア・ニコロディの祖母が、ドイツの音楽学校で魔術が密かに行われていたため、その学校から逃げ出したという話から、この映画を作るインスピレーションを得た。