バスケ好きでない人も感動できます
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月29日 11時32分
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総合評価:
4.0
環境の良くない街の高校バスケット部のコーチとしてやってきたカーターが、いつも凛としていて理性的で、自身の目的の為に周りの意見に流される事無くつき進んでいく所がとても尊敬できました。その部員達の戦績も最初はボロボロで、素行もあまり良くない選手たちは、放棄してしまいたい程のダメっぷりに見えました。前半の彼らはコーチに言われるがままに練習を重ねるだけでしたが、コーチにダメだしされ部を追われたクルーズが戻りたいと行ってきて、戻る条件に従ったものの言われた事がクリアできない時に、部員たちが助け舟を出すシーンは印象的でした。初めてチームワーク的な事を、コーチに言われたからではなく自主的にできた良いシーンでした。その後、試合に勝ちだした事で勉強をおなざりにして有頂天になる彼らを、厳しくいさめて最初の契約通りに体育館を封鎖して勉強をさせていく所も、周りの大人達も混ざっての反対行動にどうなってしまうのか目が離せませんでした。この時の部員達にかけるカーターの言葉は、「今」だけでなく彼らの「未来」までをもしっかりと見つめた真摯な言葉であり、一番の感動シーンであり必見です。