何も考えずに見たら面白い
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月13日 11時30分
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総合評価:
3.0
原作も少し読んだことがありますが、現役医師の書いた小説という点は惹かれます。
手術室の電話線だけ回線が違うことや、精神病棟だったが故に鉄格子がついてるなどは実際あることなのかな?と思ったりもしました。
ただ、あまりにも古すぎる怪しい病院や、その日だけ当直で入る主人公、高嶋政伸さん演じる院長などもうなにか起きますよーって感じは自分で考え始めてしまうと面白くなくなるので何も考えずに流れを楽しむ点では面白い作品だと思います。
自分で推理しちゃう人にはつまらないかも…
最後ピエロは先輩と思ってたのに違った所はつっこみたくなりました、そしたら院長が騒がなかったんじゃないかなと。
川崎瞳の存在の辻褄合わせは圧巻でした。64人全て確認したのに1つ空いていたベッド、思い返してみればおかしな点がある部分に気づくのは推理ものの映画の中でも面白かったと思います。
捨てていい命と生きるべき命、どちらも1人の命であることを伝えたい内容としては医師が書いているというこの原作は重みが強くなるのではないでしょうか。