「９０年代の理想の家庭像」ベートーベン Emiさんの映画レビュー

ベートーベン Beethoven

９０年代の理想の家庭像

このレビューにはネタバレが含まれています

Emi

2021年2月26日 17時55分役立ち度：0人

総合評価： 5.0

アメリカの少しセレブな家庭がひょんなことで大型犬セントバーナードを飼い、獣医の犯罪に巻き込まれていくドタバタコメディです。
この映画にでてくるニュートン一家は、アメリカでいう「憧れの家族」そのものなのではないでしょうか。アメリカ建築の豪華な家、仲の良い夫婦、３人のかわいい子供たち、そして父親は会社を経営しています。朝食に出てくる絞りたてのオレンジジュースや、あまり美味しくなさそうなスクランブルエッグなど、９０年代の理想のアメリカ家族像がここにあります。
この当時のアメリカにはまだペットショップがあり、店頭で犬を購入していました。ひょんなことで、動物実験に使う犬を斡旋している獣医に目をつけられ、ベートーベンが連れて行かれそうになります。いつの時代にもこういう悪党がいるんですね。そして、家族総出でベートーベンを助けにいくんです。
最後に悪徳獣医は御用となり、ニュートン一家はベートーベンだけではなく、保健所から連れてこられた犬たちも引き取ることになりました。