タイムスリップ感満載の1本
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月13日 20時27分
役立ち度:0人
総合評価:
2.0
顔もソックリだが、話し方もソックリでまずそれだけでもこの映画は見る価値がありそうです。まぁ最初からこれはコメディーなんだぞ!と自分に言い聞かせながら見ると様々な突っ込みを回避して楽しく見られるかもしれません。
とにかく前半のストーリーが面白いです。最初はドイツの人々は一体何のコスプレ?的な感じで面白半分なのが現代っぽくて好感が持てました。そして次第にエスカレートしてついにテレビに出演するくだりなんかはもうある意味サクセスストーリーなんじゃないかと思うくらいです。
でもヒトラー本人はいたって大真面目で一つも面白いギャグなんかはいったりしません。でも人々はそれがギャグとして大受けするギャップがこの映画の最大の魅力のようなきがします。
しかし中盤あたりからヒトラー自身もちょっと周囲の異変に知ってか知らずかテレビに出まくっているあたりからちょっとダレてきます。それはさすがにご都合主義的ではないかなと見ているこちら側も気が付くというか。
個人的には犬を平気で撃つところで一気に萎えました。さすがにあそこは不要なシーンであったと誰しもが思うのではないでしょうか。このシーンで星を大きく落としてます。
まぁこの映画から得た教訓は「キャラを立ててしまえば最強」ということですかね。