最後にも大きな見どころが待っていました。
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年5月26日 15時43分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
キーは2000年問題、そこに行きつくまでのマックとジン男女の泥棒の物語です。
もう20年以上前の映画で、途中の泥棒の為の訓練風景は少し古風に見えますが、オープニングでの黒装束の人物が高所でハイテク機械を駆使し絵を盗み出すシーンは、なかなか良かったです。
主人公の保険会社調査員のジンが、実は陰で自分が美術品を泥棒しているのですが、老齢な腕利きの泥棒マックに近づいていく部分が最初少し理解しにくかったです。
しかし、この泥棒コンビをショーン・コネリーとキャサリン・ゼタ・ジョーンズが魅力的に演じているのは、気に入った部分でもあります。
その後の、マスクを盗み出すシーンも巧妙に計画されていたり、マックがジンの本心を問い詰める事で、やっとこちらにもジンの動きの謎がハッキリとし、また力を合わせていた二人に意見の食い違いが出て来たりと、そこからは更に楽しく観られました。
その後のジンの最大の目的である大金を盗み出すのに、2000年にコンピューターが切り替わる少しの時間のスキをついて盗んでいく内容も興味深かったです。
しかし、マックの中にはいつもためらう感情が内在していて、その理由は最後になってはっきりするのも良かったです。