名優たちの演技を見届けて
2020年9月13日 16時59分
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総合評価:
3.0
主演のチャドウィック・ボーズマン氏が亡くなったと知り、彼の演技を全て見たいと思い視聴しました。スポーツ映画は興味ないジャンルだったのですが、これはスポーツを通して行われた、時代の確変の一編を描いた映画なのだと感じました。
主人公・ロビンソンについて描かれたものなので、ストーリー的には少し物足りなかったです。スポーツのことやこの伝説のような事柄に対して知識が無いゆえに、物足りなかったのかもしれませんが…。チームメイトの葛藤やロビンソンの心の動きがもっと見たかったです。この映画だけでは、彼がいかにすごかったのか分からず、視聴後調べたりするなどして理解したといった状況でした。
彼が黒人差別に耐え、でも耐え切れず、堪らずバッドを折るシーンは胸が締め付けられました。
黒人差別が横行している中、差別しない白人が居たこと、一緒にプレイする中で少しずつ考えを変えていった仲間がいたこと、お金の為だったとしても自分の贖罪のためだったとしても、確かに救われた人たちが居たことに、心が温まり、救われる思いでした。