人工知能のすごさを体感できる映画
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月19日 11時26分
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総合評価:
5.0
AIとかの近未来系です。
人類存続のために2つのルールを持って生まれたAIロボットだが、改造ロボットがでてきたせいで徐々にロボットへの認識が変わっていくー的な話です。
AIのことはもちろん、地球においての人間の存在意義みたいなことも考えさせられて、非常に面白かったです。
印象的なのは、ロボットが「死ぬのは怖くない。それが人間の寿命だから。時の流れ。あなたたちは絶滅しても私たちが人類を受け継ぐ。あなたたちがいなかったら私は生まれてこなかった。私があなたたちが存在していた証になる。大事なのは今を生きること」と広大な砂漠の中、主人公に向かって言うシーンです。鳥肌立ちました。
あなたたち人間は、環境の変化に耐えられずに絶滅してしまうかもしれないけど、私たちがいるからあなたたちがいたという事実は残り続ける。あなたたちには感謝してるーってロボットが言うのがすごいなぁと思いました。
人間がAIというものを作ったのに、圧倒的な知能で人類の存在定義について論されるのが何とも言えない感情になりました。
これからの時代、どんどんAIが発展していくんでしょうが、その中でもこの映画のように、人類を助けるでもなく、陥れようとするわけでもなく、淡々と、感謝を伝えるようなAIが出てきたらいいなと思いました。
映画でよく見る、AIによって人類支配とかが起こったらたまったもんじゃないですもんね。もう既にスマホやパソコンがある生活が当たり前になっている時点で、支配されているという考え方もできますが…。
AIや機械についての考え方を変えさせてくれるきっかけになるような映画でした。
イメージワード
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