善意の理想形を具現化したストーリー
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月30日 23時28分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
今日鑑賞したばかりの映画。
昔観た時にはまだ子供がいなかったけれど、今日は主人公のトレバーと同年齢の息子と一緒に観たので、以前とはまた別の感慨深さがありました。
『pay back』でなく『pay forward』。ちょっとした発想の転換。
親切にしてくれた本人にお返しせず、全くの他人にその優しさをバトンタッチする。それがどんどん広がっていき、やがては都市をまたいだムーブメントに。
これが本当に通用するならとても美しい話ではあるけれど、現実はそんなに甘くはないだろう・・・と思ってしまうのは、世の中の汚い部分まで見過ぎた大人ならではの発想だろうか?
ただ、この映画の良いところは、最後まで綺麗ごとでは終わらせないところ。バッドエンドとまではいかないが、最後になかなかヘビーな要素を盛り込みつつ、最後は綺麗に辻褄を合わせています。
あくまでもフィクション、物語としてフラットに観るなら、なかなか良くできた映画だと思います。
それにしてもオスメント君。この時は細くて可愛らしいのに、現在でははアルカポネ並みの太りよう。一体何があったんだろう??笑