それでも夜は明けるの豆知識・失敗談

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それでも夜は明ける
2014年3月7日上映 / アメリカ / 134分

4.2/5.0

3件

1841年、奴隷制廃止以前のニューヨーク、家族と一緒に幸せに暮らしていた黒人音楽家ソロモン（キウェテル・イジョフォー）は、ある日突然拉致され、奴隷として南部の綿花農園に売られてしまう。狂信的な選民主義者エップス（マイケル・ファスベンダー）ら白人たちの非道な仕打ちに虐げられながらも、彼は自身の尊厳を守り続ける。やがて12年の歳月が流れ、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バス（ブラッド・ピット）と出会い……。

豆知識・トリビア

豆知識・トリビア
ソロモンが、数人の男がリンチされているのを見ていた場所にある木は、実際にリンチに使われたものであり、殺された奴隷たちの墓に囲まれています。
豆知識・トリビア
よりリアルなアルコール中毒の役に仕立てるため、マイケル・ファスベンダーは彼のヒゲに酒を塗るよう、メイクアップアーティストに指示しました。酒の匂いで、他の俳優が「この男がひどく酔っ払っているのだ」と自然に気付くリアクションを取らせるためでした。
豆知識・トリビア
監督のスティーブ・マックイーンは、自由人として生まれ、後に奴隷にされた黒人を主人公に、奴隷制度をテーマにした脚本を書こうと考えていました。しかし、ソロモン・ノーサップの伝記を見つけてきた妻がそれを渡すまでは脚本に悩んでいたのです。それまでノーサップのことを知らなかったことに衝撃を受けた彼は、代わりにこの本を映画化することにしました。
豆知識・トリビア
当初、スティーブ・マックイーン監督から主役のソロモン・ノーサップ役を依頼されたチウェテル・エジョフォーは断りました。しかし、マックイーン監督が生涯の仕事になると考えたこの役に挑むには、最初の恐怖を乗り越えなければならないことに気づいたのです。エジョフォーはルイジアナの農園文化に浸り、バイオリンの弾き方を習うなどして役作りをしました。
豆知識・トリビア
スティーブ・マックイーンの娘は、サラ・ポールソンのオーディションテープを見た後、彼女が怖いと思ったから採用するように言ったそうです。
豆知識・トリビア
マイケル・ケネス・ウィリアムズは、最終的に映画の削除シーンとなったシーンの撮影中、感情が崩壊してしまったと、『The Arsenio Hall Show』（2013年）で語っています。このような痛みを伴う題材を再現するストレスから、彼はテイク後に地面に倒れ、スタントコーディネーターの一人が彼を慰める中、長時間にわたって叫び、泣き続けたといいます。
豆知識・トリビア
女優ルピタ・ニョンゴの長編映画デビュー作。本作でアカデミー賞助演女優賞を受賞しました。

失敗談・うっかりミス

失敗談・うっかりミス
「プラット」がどのように丸太を川に運ぶかを説明しているとき、監督が小馬鹿にしたように彼がどのようにエンジニアとテラフォーミングの専門家になったのかを聞いています。テラフォーミングはSF作家のジャック・ウィリアムスンが1942年に生み出した造語です。このシーンの、ほぼ100年後のできごとなのです。
失敗談・うっかりミス
沼には南米原産の外来水生植物であるホテイアオイが浮いています。ホテイアオイが北米に持ち込まれたのは、1884年、ニューオーリンズのオーデュボン公園で開催された万国博覧会で展示（その後、放流）されてからのことです。
失敗談・うっかりミス
エップスが豚小屋の中でのたうち回った後なのに、次のショットでは彼の服は落ちた形跡もなくきれいな状態になっています。
失敗談・うっかりミス
ソロモンがフォード様に売られるとき、背景の二人の裸婦は二人とも陰毛を剃っていますが、これは1840年代には事実上ありえないことです。