座敷童がかわいかったです
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月12日 17時03分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
夫婦と娘と息子と夫の母親の5人が、田舎の古い1軒屋に転居したあたりから少しずつ不思議な事が起こり始めるのが面白かったです。しかし、この家族はそれぞれに悩みや不満がたまっていて、どうなる事かと思っていました。
その家に確かに存在する何者かの気配に、バラバラだった家族が一緒に考え出した事が良かったのか、はたして本当に「座敷童」の影響なのか、いつの間にか良い感じの家族になって行く所が良かったです。
印象的だったのが、息子の智也がろくちゃん(座敷童)と一緒に草むらで寝転がっていて、そっと手を握ってあげるシーンや、母親の史子が台所でいる時に、ふっと背中にろくちゃんの気配を感じて、優しくゆらゆらしてあげるシーンは、みんなが受け入れている様子にほっこりできました。
しかし、結局また引越しをしなくてはならなくなって、ろくちゃん用にリュックに沢山のお菓子を詰めて置いて行ってあげたのに、移動する車の中に何故かそれがあったり、途中で入ったレストランでも店員さんから「6人ですね」と言われて、さっきまでの寂しかった気持ちから一気に嬉しい気持ちに盛り上げてくれエンドとなり、最後まで優しいストーリーに満足しています。