細かい所を気にしなければ、それなりに楽しめました。
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年5月21日 22時43分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
地球の磁場がなくなってしまうという人類にとって最悪の事態が起ころうとしているのを、どう解決に向かえるのかがテーマの作品で、そもそも人間の力で成功に結び付ける事ができるのか、とても興味深く観られました。
目的が外殻にまでたどり着く事、そこで核爆発を起こし刺激を与え、止まってしまった核の回転をもう一度動かす事と言う壮大な計画が実行されて行くのが見ものでした。
その掘削車両として特殊合金でできた「バージル」を開発しそれに乗って行くのですが、途中で水晶体と出くわしたり、アクシデントで乗組員の命が犠牲となったりと、その困難さに目が離せませんでした。
しかし、その時の映像を見ていると「ミクロの決死圏」思い出してしまうのは、人物と向かう環境の対比の巨大さがそうさせるのかも知れません。
個人的には、彼らを地上で助けるハッカーのラットが良い味を出していて好きなキャラクターでした。
しかし、磁場消失と言えば普通は磁場逆転など自然現象からくるものと思いますが、政府の極秘実験と言う人的影響だった事や、コア近くまで目指している途中でバージルから出て普通に事故処理をしている事など、かなり設定には無理がある部分も多いのですが、娯楽として観ればそれなりに楽しめる作品だと思いました。