映像が独特でした
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月7日 12時26分
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総合評価:
3.0
未来のお話なのですが、その映像が独特で、その陰影が私には少し絵画チックに見えて、かつ忍者の様子も取り入れた感じに、何となくノスタルジックさも感じながら観ていました。
ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるヴァイオレットのスタイルやアクション・その目つきもキリリとしていて、一貫して彼女のカッコよさが際立っていて、最後まで彼女の魅力に引き込まれていました。
さて、ウィルスに感染した世界が舞台という事で、つい今の世界と近い感覚で観れたのが良かったです。ヴァイオレットが最初に、妊娠していたものの感染で子供を失ってしまった事が、後々シックスという子供と出会ってその子に固執して行くシーンは、まるで子を乞う母の心理が働いている様で切なく見えて仕方ありませんでした。
人間政府と新種のウイルスに感染したヴァイオレット率いる「ファージ」との闘いはどのシーンもとても迫力があり、独特の動きのある映像と未来感に、最後までワクワクして観られました。