子供向け映画ではなく、子育て中のママ、パパへの作品だと思う
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年7月20日 23時15分
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総合評価:
4.0
一橋大学のキャンパスや国立駅前でロケしたんだーと思うほど、風景が精巧に描かれていて驚きました。お父さん役の大沢たかおさんの声がセクシーで声だけでかっこよくて素敵でした。
お母さん役の宮崎あおいさんの声は繊細で優しくて、本当にお似合いの夫婦だなと思いました。
子供を作る描写のシーンががなければ子供と見られたのになと残念に思います。
それ以外は学生時代に子供ができて、すごく大変だったろうけど素直に子供ができたことを喜んでいて、本当に幸せそうでいい家族だなと思っていました。
途中でお父さんが亡くなってから、役所の人間が家に来て、二人は結婚していたのか、戸籍はどうなっているのか出生届は?自宅出産の場合はどうなるの?と現実的な疑問が湧いてきてしまいました。
田舎に引っ越してからは子供が大きくなるに連れて、子供が自分の世界や生きる道を選んでいくのに親はただ愛して信じて待つことしか出来ないけれど、それでいいのだ。手を離さなければならない時が来た時に送り出してやるのが仕事です。というようなメッセージを感じました。
自分も子育て中と言うこともあって、雨が行方不明になりお母さんが探しにいくシーンでお母さんが「私何もしてない。何もしてあげれてない。」と言ったシーンで声を出して泣いてしまいました。