人間の裏表の恐ろしさ
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月25日 11時37分
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総合評価:
3.0
この作品は、ジェシカ・アルバが出演しているので観てみようと思いました。
前半は、ジェシカ・アルバの美しさやかわいらしさを改めて感じながら観ていましたが、途中から雲行きがあやしくなり、後半は冷酷さを表していく部分が恐ろしかったです。
主人公クレイトンは、父の作り上げた大きな会社を受け継ぎ、何不自由なく暮らしている若者です。
ジェシカ・アルバ演じるサムと付き合っていますが、結婚したいということを母親に言い出せず、サムにせかされています。
この辺りは、マザコンというか、情けない男だなぁ、と思いながら観ていました。
クレイトンは移植が必要な心臓病を患っており、ある日急に移植できることになり、手術を受けることになります。
その時全身麻酔を受けますが、体は動かないのに意識だけは覚醒しているという事態に陥ってしまいます。
この辺りは、もし自分だったらと思うととても恐ろしく感じました。
覚醒していることにより、実は友人だと思っていた執刀医やその医療チーム、更にはサムまでが自分を殺そうとしていることを知ってしまいます。
最終的には、他の医師によって助けられますが、その代償に母親が命を失います。
クレイトンはこれからも生きていかなければならないでしょうが、もう人を信用できなくなるのではないかと思いました。
短い時間でテンポよく話がすすんでいくので楽しく観ることができました。
人の裏表を考えさせられる作品でした。