人の優しさで心暖まるストーリーです
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月23日 02時15分
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総合評価:
4.0
非常に心暖まる映画でした。通り魔という犯罪を犯して逃亡している犯罪者が、田舎町に身を隠して現地の人達の優しさに触れることで自分の罪の愚かさに気付くというストーリーですが、林遣都演じる犯罪者の心境の変化が絶妙に描かれていました。心境の変化に貢献しているのは、逃亡先の田舎町の人々の優しさで、心を通じ合わせれば犯罪者を改心させることができ、素晴らしいことだと思いました。この犯罪者はスキを見てはお金を奪って田舎町から逃亡しようと何度も企みましたが、間の悪い人で実現できずというのを繰り返していました。最終的には居候させてくれたおばあちゃんに犯罪を犯したという真実を暴露しましたが、おばあちゃんは拒絶せずに受け入れてくれ、懐の大きさを見せてくれました。その懐の大きさが犯罪者に対して反省させることを実現し、刑務所で犯罪者の世話をしている人もこのおばあちゃんのように大きな心で接すれば犯罪者も改心して再犯というのが防げるのではないかと思いました。