結末に驚き
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月30日 14時31分
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総合評価:
4.0
航空会社の裏を暴く、といった内容のサスペンスのようなものを想像していたので、ラストへの展開と終わり方には驚きました。意外な終わり方に、「こういう話だったのか!」と衝撃を受けました。
自分が死んだことをまだ受け入れられていない者に、先に死後の世界にいっている者が迎えに来る。
迎えにこられた者は、徐々に現実を受け入れて、迎えに来たものと共に死後の世界へ旅立っていく。
途中では様々な混乱や葛藤があるけれども、最終的には認めて納得していくことになる。
死後の世界のことは誰にもわからないけれども、こんな感じに旅立っていけるのであればいいなぁ、と思いました。
アン・ハサウェイ演じるクレアが、何回か姉のエマに電話を掛けてもでなかったり、家を訪ねて行ったりしてもいない、というシーンがあります。
ただのすれ違いやタイミングが合わなかった、ということではなく、エマは生きている者であり、クレアは死んだ者であるから会ったりすることができないのだろうな、と思ったときは、なるほどと納得しました。
後半までは、謎が多くて楽しめました。
ラストは心があたたかくなり、静かな気持ちになるいい作品でした。