ブルース・スプリングスティーンを絡めた青春映画
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年8月20日 16時40分
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総合評価:
5.0
ブルース・スプリングスティーンに興味があったので鑑賞しました。
主人公のジャベドは小さな田舎町で暮らしていますが、人種差別を受けています。家庭では厳格な父親に育てられており、窮屈そうに生きていました。
ある日、学校で同級生とぶつかった弾みに彼が落としたカセットテープ。これがジャベドの人生を変えていきます。ここでぶつかった同級生・ループスと友情を育んでいく様子はまさに青春映画!といった感じで、観ていて気持ちが良かったです。
隙を突いて校内放送で勝手にブルース・スプリングスティーンを流す瞬間はキラキラしていてまぶしかったです。
イザベラというガールフレンドとの甘酸っぱいシーンも可愛らしかったです。彼らがブルース・スプリングスティーンの曲にのせて楽しそうに踊るミュージカルシーンは最高でした。
しかし、父親との溝が日に日に深くなっていくところは観ていてキツかったです。父親は父親で仕事を失い、彼の気持ちを考えると切ないのですが、母親が内職をして家計を支えているのにもかかわらず、もっと彼女の仕事を増やそうとするところはあんまりだと思いました。
また、彼らが町の人たちから差別を受けるシーンも辛かったです。ジャベドがこの町を一刻も早く出て行きたくなる気持ちが分かりました。
ですが、ジャベドが最終的に父親と和解するところは本当にホッとしました。それまで父親との関係があまりにもうまくいっていなかったので、少々簡単に打ち解けることができてしまったように感じてしまいましたが、ラストは心温まりました。
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