マニアにとって伝説的な映画
2021年8月14日 15時56分
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総合評価:
5.0
ミリタリーマニアにとって伝説的な映画です。キャストは実際にネイビーシールズとして勤務していた本物の人達であり、構えや動きに説得力があります。
一般的なアクション映画ではひとりひとりの役者の「かっこいい姿」を強調することが多いですが、本作はそれぞれの「連携」を描写することに重きがおかれています。というのも、実際の銃撃戦はかっこよくある必要はなく、いかに互いの安全を確保しながら相手にとって不利な状況をつくるかに関心があります。当然ですね。しかし、それは同時に「映画映え」せず、地味ともいえます。ただ、そのような、兵士達が連携して安全を確保しながら突入するシーンの数々が私みたいなマニアに強く刺さります。
もうひとつ。アクションシーンでたびたび主観(クローバーエフェクトのような撮影技法)の撮影が入っており、FPSゲーマーならにやりとする演出もあります。ぶれるカメラみたいな演出で冷めることなく、とにかく没入できて興奮します。そうです、興奮するんです。
リロードも、丁寧なクリアリング、握りしめるフォアグリップ、仲間の肩を叩いて前進の合図。きりがないくらい最高なシーンの押収で、ずっと興奮します。