悲しき玩具 伸子先生の気まぐれ

あはれかの　眼鏡の縁をさびしげに　光らせてゐし　女教師よーー（石川啄木「一握の砂」より）\r\n\r\n美しく品行方正、生徒からも人気者の高校教師・伸子。厳格な母に育てられ、言われるがまま教職に就き、母が望んだとおりの一流企業に勤める婚約者もいる。外から見れば、それは順風満帆な人生。だがその陰では、抑圧し続けた本当の自分を絞りだすかのように、夜な夜な見ず知らずの相手とテレフォンセックスに興じながらオナニーにふける。婚約者とのセックスも苦痛でしかない。鬱屈とした日々の中、ある日伸子はクラスのいじめられっ子・内山が、保健室で伸子の写真を見ながらオナニーをしている姿を目撃する。未だかつて感じたことのない興奮を覚えた伸子は、その場で自らも隠れてオナニーを始めてしまう。しかし、突如伸子の携帯電話の着信音が鳴り響き、内山は伸子の存在に気づいてしまう。驚く内山をよそに、伸子は学校でオナニーをしていたことをばらされたくなければ、自分の言う通りにするよう内山を脅迫する。まずはオナニーを続けるよう命令する伸子に、内山は言われるがまま従う。そしてその日から伸子は、内山を【オモチャ】として扱い始めるのだが・・・。