リュック・ベッソンとジェット・リーのコラボ作!
2020年8月23日 15時29分
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総合評価:
3.0
捜査官リュウは拳法の使い手でありながら、麻薬捜査のためフランスを訪れます。しかし敵マフィアの罠により、犯人に仕立てられてしまうのです。無実を証明してくれるのは、現場の娼婦・ジェシカ。ところがジェシカもまた、娘と自分を麻薬組織に囚われてしまいました。リュウは単身で悪徳組織のアジトに潜入し、ジェシカ達を助けようとします。
しばらくアクションから離れていたジェット・リーですが、本作では久しぶりにカンフーを見せてくれます。相変わらずキレキレのカンフーで、冒頭のアクションからラストの締めまで華麗な技で乗り切ってくれます。
娼婦ジェシカとの何とも言えないこそばゆい恋愛模様もちょっとした見所です。一応リュウは独身で、ジェシカに気に入られたりしていますが、その照れている演技が可愛らしい部分でもあります。
タイトルにもなっている「キス・オブ・ザ・ドラゴン」は、リュウの必殺技です。一種の秘孔のようなもので、相手の動きを封じ心臓すら止める技ですから、滅多なことでは使用しないものとなっています。
もちろんこれをどこで披露するのかは、本作を見て確認してほしいところです。身体の大きい黒人たちをカンフーで蹴散らし、単身でアジトに乗り込むジェットはすごくかっこ良いです。身長が小さいので、やや迫力に欠けるところが難点でしょうか。あと、ヒロインのジェシカより小さい……というのも、許してあげてほしいところです。
ストーリー展開はスムーズで、かなりテンポよく進みます。うっかりしていると、関連性を見失ったりしますので、目を離さないようにしてください。