動物映画の中でもイチオシ
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年9月9日 11時04分
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総合評価:
5.0
簡単にこの映画を説明すると、ある家族が引っ越すことになるのだけれど、新しい家ではペットをを飼うことができない為、友人宅に猫1匹と犬2匹を預ける。しかし、家族のことが心配になった3匹は家を飛び出し、家族の元へと旅をするという物語です。
おませで口が達者なヒマラヤンのサシー、お調子者だけどどこか憎めないアメリカンブルドッグのチャンス、老犬で落ち着きのあるゴールデンレトリーバーのシャドウ。
この3匹の絶妙な組み合わせによる軽快な会話が面白い。
何故かサシーとチャンスは「犬と猫、どちらが上か?」ということに拘り、しょっちゅう言い合いをしています。
それを「まあまあ」となだめる穏やかなシャドウ。
基本的にこの構図で物語が進んでいくのですが、これだけでもう可愛くて微笑ましくて動物好きにとってはずっと見守っていられる感じです。
動物が喋る時に不自然に口が動かない点もナチュラルで気に入っています。
そんなお互い憎まれ口ばかり叩くサシーとチャンスだけれど、物語の節々でお互いを信頼し合っているというのが伝わってくるのもまた素敵。
台詞回し等とても工夫されていて、コミカル要素が強い中、それぞれ3匹の内誰かがピンチに陥ったら、他の2匹が体を張って助けようとする(だけど、決して大げさな感じではなく、あくまでさり気なく)。
そんな演出にも胸打たれます。
旅に出発する時や、家族と再会する時等、各名場面で流れる壮大なBGMもまた、この作品を盛り上げる大きな要素となっていて熱いです。
個人的には、飼い主であるピーターを慕い続け、最後まで忠実な姿勢を貫いたシャドウのような犬に憧れます。こんな犬が飼いたいなと・・・正に名前の通り、飼い主にそっと寄り添う「影」のような存在ですね。
小さい頃から数え切れないほど観た大好きな映画なので、子供から大人まで楽しめるし、動物好きな人であれば見て損はない作品だと思います。
癒されるし、元気が出ます。
イメージワード
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