この映画のプロットは、ロバート・ダーストの妻キャサリーン・マコーマックが1982年に失踪した実在の事件をゆるやかにベースにしています。キルスティン・ダンストが演じるケイティ・マークスは、実在の人物キャスリーン・ダーストをモデルにしています。アンドリュー・ジャレッキは、実在の人物ロバート・ダーストが見て感情移入できるような映画を作りたかったと語っています。映画を観たダーストは、描かれた出来事について自分の見解を述べたいとジャレッキーに連絡しました。そして、普段は表に出てこないダーストへのインタビューが、ドキュメンタリー・ミニシリーズ「The The Jinx: The Life and Deaths of Robert Durst (2015)」のベースとなりました。この作品は、スーザン・バーマン(このフィクション映画ではデボラ・レールマンとして描かれている)殺害事件に関連してダーストの逮捕に貢献し、広く注目されることになりました。キルスティン・ダンストは、デヴィッド・マークスのモデルとなった実在の人物であるロバート・ダーストが、製作中の映画のセットを訪れ、遠くから見守っていたと「レイト・ナイト・ウィズ・ジミー・ファロン」(2009)で明かしています。