若い女性は観るべき作品
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年5月19日 06時22分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
永作博美さんと井浦新さんが出演されていたので観てみました。
二人の演技も素晴らしいですが、中学生役の蒔田彩珠さんの演技が光る内容でした。
蒔田さんのが演じる中学生の青春時代がまさに「青い春」で、キラキラしているけれどなにか悲しくて、でも必死に生きていく姿に感銘を受けました。楽しかった思い出が壊れていく感じ、中学生の面影がなくなっていく姿など胸を締め付ける思いがしました。
ちょっとしたことで簡単に人生が思わぬ方向に転がってしまうということを、よく表現されていました。
「なかったことにしないで」という言葉で涙が溢れました。
この作品は是非若い女性に観てもらいたい作品だと感じました。
子供が欲しくても授からない女性、別に子供が欲しいとは思ってもいなかったのに授かってしまった女性。どちらも女性にとっては切実な悩みであり、誰にでも直面しうる問題です。その繊細だけど切実な問題について女性は知らなくてはならないと思います。
女性の繊細さ、強さ、醜さ、優しさがこの作品では絶妙に描かれていると感じました。