普天間基地の移設予定地として全国的に有名な沖縄の辺野古。座り込みで有名なゲート前から少し歩いた場所に、人々の生活の場としての辺野古集落がある。1年間辺野古に住み込んだ監督は近所のコンビニでアルバイトをしながら、辺野古を取り巻く直接の政治行動ではなく、その地に生きる人々の暮らしに焦点を当ててカメラを回した。海の仕事、畑の仕事、年中行事、辺野古に隣接する米軍基地との関わり、そして記憶と未来。\r\n押し寄せる太平洋の強烈な波は島に海の幸をもたらし、同時に島の形を少しずつ変えていく。辺野古で生きる人々の連綿と続いてきた日々の営みを、ほんの少しだけ。
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