静かで清らかな青春
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年8月19日 16時01分
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総合評価:
4.0
住んでいる横浜が舞台の映画なので見てみました。
60年代を舞台にした作品なので、なんとなく作品の内容がレトロ。
特に、ストーリーの核となる『好きになった相手が、実は兄妹かも?』という設定は、戦後の混乱が残る60年代らしいな、と思いました(現代でも、離婚などにより片親が同一人物である人を好きになる可能性はゼロではないですが…)。
岡田准一さんや長澤まさみさんのアテレコは、本業でないことを忘れる程度には違和感がありません。
他の芸能人キャスティングも、このくらいのレベルは保ってほしいです。
60年代は学生運動が盛んな時期でもあるので、部活棟である『カルチェ・ラタン』の存続のために、高校生たちが集会をしたりするというながれも、現代の私から見ると少し不思議な感じがすると同時に、若さがうらやましいな。とも思いました。
エンディングは、ジブリのラブストーリーらしく全てが丸く収まります。
『高校に行く』ということが、特別なことから、当たり前のことへとシフトしていく時代の作品です。
事前知識があると、さらに深みを味わえると思います。
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