大泉洋の探偵役が意外とハマってる
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月29日 16時07分
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総合評価:
5.0
原作は小説「ススキノ探偵シリーズ」の2作目『バーにかかってきた電話』で、原作の世界が見事に再現されており、ハードボイルドな探偵小説の雰囲気が存分に味わえます。
なお、原作小説は読んでいなくても問題ありませんが、読んでいると原作と今作の違いを探す等の楽しみが増えます。
今作で主演の大泉洋はハードボイルドさと軽さを併せ持った演技をしていますが、最終盤の電車の中で「スピード上げてくれぇ!」と叫ぶシーンは最高です。
相棒役の高田を演じる松田龍平も見事な演技力で、相次ぐ格闘シーンではその存在感を発揮しています。
他にも西田敏行や小雪をはじめ有名な俳優さんが多く出演しており、脇役でも存在感のある登場人物が多いのが魅力的です。
ストーリーも、バーの電話にかかってきた不可解な依頼から危険な目に幾度も遭い、徐々に真相に迫っていくオーソドックスな流れで分かりやすいです。
ただ、人間関係が多少複雑で推理要素もあまりなく、依頼人を守りたいと思えるか人によって意見が分かれそうな点は少し気になります。
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