華氏451
活字の存在しない未来の管理社会を描いたレイ・ブラッドベリの小説を映画化。主人公モンターグは禁止されている書物の捜索と焼却にあたる有能な消防士だったが、クラリスという女性と知り合った事から本について興味を持ち始める。やがて読書の虜となった彼の前には妻の裏切りと同僚の追跡が待っていた……。
「大人は分かってくれない」、「アメリカの夜」、「終電車」などなど、世界的評価も高いフランソワ・トリュフォーの汚点とも言うべき失敗作。原作は幻想的なSF作家の巨匠、レイ・ブラッドベリです。 まずタイトルの「華氏451」とは、紙が燃える温度です。これは紙=本を燃やす社会の話、いわゆる焚書が行われている話で、それを逃れるために戦うストーリーとなっています。ちなみに大ヒットした、マイケル・ムーア監督の「華氏911」は、この作品からきています。 1966年に公開されましたが、当時の技術を差し引く事が前提となる映画です。安っぽい特撮、レトロフューチャーの視点で見ればお洒落なデザイン、ダラダラした展開、撮影を任されたニコラス・ローグの映像の美しさ、困惑する演出、これらが一体となったのがこの映画です。 時を経て、2018年にアメリカのテレビ映画でリメイクされたようですが、評価はイマイチ。原作は面白いのですが、映像作品の題材としては難しいのかもしれません。ただ、一周回ってこれはこれで良い…という人もいると思います。
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