世界から猫が消えたなら
ある日、余命いくばくもないごく平凡な30歳の郵便配達員(佐藤健)の前に、自分と同じ容姿を持つ悪魔(佐藤健)が出現する。その悪魔は、彼の身の回りの大切なものと引き換えに一日の命をくれるというのだ。次々と電話や映画や時計などが消えていく中、彼は初恋の女性(宮崎あおい)と再会し、共に過ごした日々を振り返る。
猫が好きなのでなんとなく見てみたら、とても深くて、今ある日常を当たり前と思わずにたいせつにしようと思える作品でした。 主人公は病気で先が長くないのですが、ある日、悪魔が現れて「世界からひとつだけ無くすことで、1日生き延びられる」と言われ、無くすものを考えていくというあらすじです。 普段ならなんでもない、気にしたことがないというような携帯や映画などを消すと、それについての大切な人との思い出がどんどんそして消えていくのです。 「物」が消えると同時に「人との関係」が終わっていしまうのです。 この映画を見るまでわたしが、今の自分の生活に不満だらけで、もっと幸せに、もっと楽しく過ごせたらいいのになと思っていました。 しかし、その日常を失ってからやっと気づくのだなと思いました。 今の生活が一番の幸せなのです。 恋人、家族、友人たちがずっと自分の側にいると思わず、感謝しながら生きていこう思えました。 自分の人生について考え直せる優しくなれる映画です。ぜひ見てみてください。
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