静かな自然の中で・・
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月7日 15時56分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
オーストラリアのタスマニア島を舞台にしていて、ある依頼を受けた主人公のマーティンが絶滅したとされるタスマニアタイガーを捕獲しようとします。その寡黙なハンター役をスパイダーマン等でお馴染みのウィレム・デフォーが渋い演技で惹きつけてくれました。
その地で部屋を貸してくれた母子と次第に打ち解けていくシーンは好きなポイントで、少し「刑事ジョンブック」を思い出してしまいました。
しかし、環境保護を訴えていたルーシーの夫は失踪していて、森林伐採業者との対立も見て取れ、なんだか不穏な雰囲気なのが気になっていました。
その後、ジャラもまたマーティンと同じ会社に雇われていたのは少し意外でした。
そしてもっと意外だったのは、この母子の結末でした。マーティンと同様に、観ているこちらも愛着が出てきていただけにその結果は残念でした。静かに静かにストーリーが展開していくので、全体的には落ち着いて観られる作品だと思い、一家と出会ったマーティンの変化が印象的でした。