コミカルなのにジーンとする作品
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月14日 15時31分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
この映画はなぜかクセになって何度も見てしまいます。
クレヨンしんちゃんの映画の中でTOP5に入る好きな作品の1つです。
春日部中の大人たちが、“20世紀博”のノスタルジックな世界に魅了され、童心に戻ってしまい帰ってこないという非常事態に、“カスカベ防衛隊”が自分たちの親を連れ戻すために試行錯誤して立ち向かっていく様子がコミカルに表現されていてとても面白いです。
特に、自分の親たちがいる“20世紀博”に向かう際にしんのすけ達が幼稚園のバスを運転するシーンは印象的です。
果たしてしんのすけはみさえとひろしを連れ帰ることができるのか。
そして、春日部中の大人達を“20世紀博”に閉じ込めたパークを仕切る秘密結社イエスタデイ・ワンスモアの目的はなんなのか。
しんのすけの頑張りがとてもかっこよかったです。
子供の時は責任を負う必要もないし、働かなくていいし、好きなことだけに熱中できるし、
幸せですよね。
でも、恋人ができて、結婚して、子供が生まれて、そんな子供の時とは全く違う種類の幸せも大人時代にあることを、野原一家に、そしてこの映画に教えてもらえたように感じます。
新しい時代がちょうど始まる、そんな年に公開された映画で、ちょっと古い作品ですが、ほっこりさせられるそんな映画です。
イメージワード
- ・楽しい
- ・笑える
- ・勇敢
- ・切ない
- ・かっこいい