思春期の凶暴性
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年9月2日 16時22分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
原作ファンではないのだけれど、山戸結希監督の作品ということで気になって観賞。
少女マンガの実写が死ぬほど制作される日本で、少し変わった描写で撮られていた。
例えば抽象的なシーンが盛り込まれていて、夢と現実が曖昧になっていくとか。
(原作の感じを再現しているのだとしたらごめんなさい)
でも、かなりわかりにくくごちゃっとするシーンがあって、単に胸キュンするのを目的に
見た人にはかなり衝撃的なのでは。
山戸結希監督は“少女の過剰な自意識の描き方”を得意としているみたいで、
この映画を見てなるほどその通りだと感じた。(見ていてイラッとするくらい…笑)
小松菜奈さんと菅田将暉さんも、作品に馴染んでいたと思う。
あと、上白石萌音さんの純粋な故にちょっと嫌な感じのする女の子の演技がリアルだった笑
田舎の怖いところも表現されていたと思う。
挿入歌が結構流れるので、映画というよりちょっと長めのMVを観ている感覚だったかな。
好き嫌いはかなり分れると思う。